アイスクリームのお皿

カルチャー中心。日々思うこと、あらゆるものの記録

私のコスメ① 化粧について考える編

20代も終わりにさしかかった今、化粧についてあらためて考え、化粧品を総入れ替えしてみました。その記録です。

 
化粧が好きじゃない女

 私は化粧が好きじゃない。きらいとまではいかないが、面倒だと思っている。

 お出かけするとき、友達と会うとき、パーティに行くとき、そういう特別な予定があって出かけるようなときにするおめかしは大好きだ。これから起こりそうなことを考えてわくわくしながら顔を整えていくのは楽しい。化粧と高揚感とで、顔が外からも内からも輝いていくのがわかる、あの感じはとてもいい。

 ただ、特別な予定がないとき、つまり出勤や散歩やちょっとした用事を済ませるようなときには最低限の化粧しかしたくない。朝の忙しい時間に優先されるのは睡眠、その次に食事で、化粧の優先順位はかなり低い。あわただしさにかかわらず、すっぴんで出かけることもよくある。あまり化粧をする気にならないのだ。

 その日の気分で選んだリップを塗るだけでわりと満足するが、ちゃんと化粧するなら効率よく短時間で済ませたい。それは特別な予定があるときの楽しいおめかしではなく、作業に近い感覚がある。

 残念ながら、人生の大半は特別な予定のない普通の日々でできている。つまり自分が持っている化粧品は普通の日々のためにあるといっていい。華やかな席で使うつもりのキラキラしたパウダーも、あざやかなきみどり色のアイライナーも、普通の日にこそおすそわけするべきなのだ。

 普段使いが難しいアイテムを無理して使うということではなく(もちろん使ってもいいけど)、特別なアイテムを使うときのわくわくした感じをなんでもない日々にすこしでも持てたらいいのにと思う。

 私はできれば化粧をしないで暮らしたい。いや、無理せず楽しみたい。普通の日は気分が少し上向きになるようなお守りの感覚で化粧をし、特別な予定があるときはこだわって存分に楽しみたい。ごくナチュラルメイク派なところはきっとこれからも変わらないが、作業のように化粧をするのはもったいない。

 

ファンデーションもマスカラもない

 化粧品について見直そうと思ったきっかけは結婚式である。メイクはプロの方にお願いしたのだが、肌がとても弱いため、合わないものをつけるとすぐにかゆくなったり赤くなったりする。大切な日に肌のことでつらい思いをするのは絶対にいやだった。

 担当の方に事前に相談すると、肌の弱い方は多いそうで、なるべくふだん使っているものや今まで使って問題なかったものを使いましょうということになった。

 そこでふと気付いた。ファンデーションがない。マスカラもない。下地も、最近買って数回試してそのままにしてあるものしかない。そもそも化粧水は今使っているもので大丈夫だろうか。リップカラーのお気に入りは落ちやすいものばかりだ。じわじわと焦りがきた。

 メイクさんの自前の化粧品のなかで肌に優しいものを当日のみ使えばいい話だけど、そうじゃないと思った。今まで化粧の基本的なところをすっ飛ばして、アイシャドウやリップなどわかりやすく手に取りやすいものを気まぐれにつまんできただけだった。客観的に見た自分の化粧力はガタガタのジェンガだった。若いうちは大丈夫だけど、年を重ねたらいつ倒れるかわからない。

 この機会に化粧品をぜんぶ入れ替えよう。面倒くさがりで済ませてきた化粧だけど、そろそろ30代になるし、古いものは捨てて今の自分にふさわしいものを選んでみよう。いったんそう考えるとなんとなくやる気が出てきて新しい気持ちになった。

 

ほったらかすという手もある

 私がどのくらい化粧をしないか説明すると、おそらくほとんどの一般女性はあ然とするのではないだろうか。世間一般の美容認識からかけ離れているよなあと自分でも思う。

 大学2年生のとき、学校で女ともだちと化粧品の話になって、私がかばんの外ポケットから直接アイライナーを取りだしたらものすごく驚かれたことがある。ポーチがなかったのだ。というよりポーチに入れて持ち歩く定番化粧品を持たなかった。

 初めにことわっておきたいのだが、たまにアトピーが顔に出て赤くなったりヒリヒリすることを除けば、私は肌トラブルというものをほとんど経験したことがない。乾燥肌なせいかニキビは滅多にできない。毛穴もあまり目立たないので、肌をほめられることが多い。本当にありがたいことだと思う。

 特にこれといって続けていることもないので思い当たるふしがないが、極度の面倒くさがりで(肌が弱いせいもある)スキンケアも化粧もほとんどせずほったらかしにしておいたのが逆によかったのかもしれない。それと、納豆が大好きで昔からよく食べている。といっても人並みの量と頻度である。

 まず洗顔について。物心ついてからずっと、基本的に水のみで洗っている。洗顔料を使うという概念が生まれたのは20代半ばくらいで、そのあたりから気になる洗顔料を買って気が向いたら使うというスタンスになり、最近ようやく洗顔料を週の半分くらいは使う習慣ができてきた。それでも朝晩問わず水で済ませることが多い。

 化粧水は大学3年生頃に肌ラボの極潤 ヒアルロン液をよく使っていたが、それ以前のことがよく思い出せないので、おそらく化粧水をあまり使っていなかったか、適当なものを使っていたと思われる。

 肌荒れのときは水洗顔がいいという話も聞くし、ある程度肌はほったらかしにしておいたほうがいいこともあると思う。ただし私の場合は放置しすぎなのであまり参考にならないかもしれない。

 
美容意識を高めるところから

 化粧についての意識が地の底を這っているとき、いちばん手っ取り早く意識を上向きにする方法は、美容雑誌を読むことである。

 雑誌はある時期からなんとなく読まない主義になったが、読むときは必ず紙で買って気になるページに折り目をつけたり書き込みをしたり切り抜いてスクラップにするなどして、この平成も終わろうかという2017年にアナログの極みのような読み方をしている。

 もしくは美容のプロが使っている化粧品をSNSでチェックしたり、実際にお店に行って匂いをかいだり触ったり塗ったりして試してみる。私は自然派が好きなので、コスメキッチンかLoftか東急ハンズに行って色々なブランドの商品をあれこれ試してみる。

 真剣に物を買うときはものすごい時間をかけて選ぶので、2,3時間は平気で経つ。しかも一回の吟味で買うことは稀で、口コミを調べ、テスターやサンプルで肌荒れしないか確認し、とにかく下見を重ねてから買っている。

 一つだけでも大変なのに、たくさんのアイテムを新しく探すのはとてもくたびれたが、口コミなどで調べていくうちに色々と知識がついておもしろかった。労力を費やして選んだだけあって、満足のいく化粧品が揃ってようやくほっとしたという感じ。

 

 ~続く~

 次回は実際に使っている化粧品を紹介していきます。